農地手続を業務にしていると、土地活用を推進する上で農地法の壁は高いと申しますか、厚いと感じる機会があります。
農地は国民共有の財産であり、無作為な転用や開発はもちろん避けるべきですが、なかには耕作放棄地で放っておくよりは活用したほうが地域社会や経済にとって良いのではと思うことがあります。
地方に行くと、本当に過疎化は深刻な問題です。
人を呼び込むためには、仕事があり、インフラや経済が上手く回っていなければなりません。
農地法ももう少し柔軟に運用されればと思いますが、永続的に国土を守る観点からすれば、一時的な人口減少で甘い解釈はできないのでしょう。
法の趣旨も理解できますので、何とも難しいところです。